ネイティブ・ハワイアンの護身銃 番外編

前提再び:
外国人の実業家がヒラサワに取り入ってもオイシイことは何もない。彼らの関心はカネであり、ヒラサワは彼らが「まとまったカネ」と呼ぶほどのカネなど産まない。

さて、すっかり前提と前例を覆してくれたオーナーは、その後もヒラサワの要望に応ようと、さまざまに動き回ってくれている。感謝。彼は、自分も参加者に混じって楽しんでいいか?と言った。勿論それは大歓迎だが、やはり日本語が分からないとオモシロさは半減する。それより仕掛ける側に付いていたほうがオモシロイだろう。しかし、もし参加者に混じって坊主あたまの不良中年がいたら、ぜひ仲良くしてあげて欲しい。彼は本当に「良い人間」だと思われる。あるいは、偽り無く「良い人間」の側面を生きようと実践していると思われる。

基本的に、彼の所有する敷地内では何でもOKだ。「でも、他のお客さんに迷惑をかけてしまうかもしれないですよ」「何とかする。OKです」万事この調子。無理を承知で相談したことも、その後実現できるように彼は調整をしてくれている。私が帰国してからも、アレがOKになった、コレもOKだ、というメールが届いている。実際彼がいなければ多くのアイデアがボツになっただろう。彼は完全に楽しんでいるように見える。今や自分のテリトリーを越え、知り合いを巻き込んで、ある場所を使えるようにまでしてくれた。「あそこにヒラサワさんが居たらオモシロイですね」「うーん、だけど、どうやってあそこまで行くんですか?」「大丈夫、XXXを出します。」「げ!」「あそこに登りたいけど、はしごを登っているところを見られたらマズイなぁ」「クレーン車があります。それを使いましょう」「で、でも、クレーン車は入れないでしょう?」「あそこを、ああすれば」「だ、だめですよ、それはだめです。そこまで迷惑はかけられません」などなど、彼はむしろ我々より大胆になり始めている。彼はホテルのオーナーという立場をギリギリまで破壊することを望んでいるかのようだ。彼はこんなことを言った「お金についてのあれやこれやにはウンザリだ。カネのために、本当に楽しいことが何なのかを忘れてしまいそうになるはイヤだ」

彼は、遊び足りないのだ。