θ=5 β=5

—忘れた事さえ思い出せない—

力が及ばなくなれば、より上位の力へと委ねられる。それは力が及ばなくなったのではなく、力が奪われたのだということを必死に思い出すのが吉。人は当初「命」が自由にならなかった。それは次第に下降し、いまや自分の脳さえうまく使えない。治療を看板にする者が病気を作り出す。それを知っていてもそこに行くことをやめられない。事実より虚構のほが圧倒的に美味しく親切だ。「違う」と一言でも言ってみればいい。たちまち狂人と呼ばれるようになる。

何千年も前からそうなのだ。